金曜日, 12月 30, 2005

こま道場その1

1月は「こま道場」の実践からスタート。こまは子供達にぜひやらせたい伝承遊びである。ひもを巻きつける微妙なこつ。構えてこまを投げながら紐を引っ張るこつ。成功感を味わえる遊びです。正月の機会に遊ばせたいものです。
10級 こまを回したいと思う人。
9級  こまにひもをまくことができる人
8級  こまを持って構えることができる人。
7級  1回せる人
6級  3回連続で回せる人
5級  1分間回せる人
4級  いすの上から回せる人
3級  箱入れができる人
2級  箱のせができる人
1級  缶のせができる人
名人 紐かけ手のせができる人
神様 空中手のせができる人

水曜日, 12月 14, 2005

絵本の世界


クリスマスが近づいてきました。
子供たちの心が殺伐としたものに占領されていないでしょうか。子供たちの心に夢を育ててやりましょう。子供たちの心にサンタが住む部屋をつくってやりましょう。
今、私のクラスで人気のある絵本は「もったいないばあさん」です。私がチョークを折ると「先生 もったいない。」とすぐ言葉が飛んできます。
「ライオンのさいばん」の絵本も人気がありました。弱肉強食のサバンナの世界にも目には見えない真実が潜んでいることを子どもたちは考えることができました。
クリスマスを機会にたくさんの絵本が読み聞かせされることを望んでいます。

金曜日, 12月 02, 2005

教職論


「教師は魂の技師である」    
こどもたちはランドセルの中に生活をいっぱい詰め込んで学校にやってきます。
◎ なんといっても楽しいイベント
毎日楽しくて満足感のある学校生活を作ることです。この先生となら楽しいことがたくさんできると思わせることによって子どもは変わります。学校裏の森の中で基地作りをはやらせています。枝や切り株、ダンボールをたくさん持ち込んでの基地作りです。寝る所を作ったり、ハンモックを作ったりと大はしゃぎです。「基地作りなんて初めて」と大喜びの女の子もいます。
4年生を担任した時のことです。前学年の時、トイレットペーパーでトイレをつまらせたり、絵の具を廊下に撒き散らしたり、友達の学用品を取ったりといたずらを続ける3人の子どもを担任しました。そのなかのA君はミニ4駆に大変凝っていたので、さっそくミニ4駆遊びの取り組みを始めました。廊下を走らせるのでちょっと顰蹙をかいましたが、A君の活躍の場を与えようと企画しました。修理が得意だったので、女の子などはA君に修理を頼むことになります。A君の得意な場面ができるとてきめんいたずらをやめていきました。B君にはビデオ係を頼みました。給食を食べながら、みんなにアニメを見せる仕事です。なぜかこれをきっかけにぴったりといたずらが止まりました。その後「こま道場」「お手玉道場」など学級での取り組みが続きました。
毎日の生活に満足感を与えることによって、子ども達は変わっていきます。

◎クラスのルールづくり
集団生活がうまくいかずみんなに迷惑をかける子がいて大変だという声をよく聞きます。確かに近年このような子どもが増えてきました。子供とうまくいかないという前にうまくいく手立てを次々と講じる必要があります。子どもが荒れていたら教師の言葉も響かない。
私は担任するとすぐクラスのルール作りにとりかかります。ルールによって落ち着いた生活をおくることができます。ルールに従って学級を運営していく教師には子どもの信頼感が高まっていきます。
1、掃除・席がえは日直が一周したら行う。
2、給食のお代わりは先生が座った班から。
など係りを決めながら約束を決めていきます。時間割を教師の都合でやたらに変えないことも信頼を得る大切なことです。音楽を楽しみにしている子もいれば、体育を楽しみにしている子もいる。私は教師用の週計画を毎週子どもに配ることにしています。総合学習が始まり、時間割通りにはならなくなりました。どうせ作るなら、子どもにも渡すことにしました。ついでに持ち物や連絡、予定、宿題も書いておけば、連絡帳に書かせる時間も節約できます。

◎言葉遣い
 言葉遣いの取り組みにも力をいれます。乱暴な言葉には乱暴な心が宿ることを教えます。キャッチフレーズにして楽しく取り組みます。禁句シリーズです。先生や友達に何かをしてもらう時には「お願いします。」やってもらったら「ありがとうございます。」をしつけます。けんかの原因で体が触れ合っただけで「なんだよう。」と言うことでけんかになることがよくあります。やさしく「気をつけて。」と言うことでけんかは避けられます。「なんだよう。」はわがクラスでは禁句となっています。心を荒れさせてしまう言葉は「禁句」ということにして取り組んでいます。穏やかな心を育てることも大切と考えています。
「やくざことばなしに」
「注意されたらまずごめんなさい。」
◎書くことが子どもを変える
最後に言うまでもありませんが、作文や詩を書かせながら、子どもの内面をしっかりとつかむことが必用です。毎日子どもの詩を黒板に書き読み合います。それはその子を認める場でもあります。その詩を画用紙に書いて掲示するのですが、自分の詩を掲示してもらおうと子ども達は一生懸命になります。子ども達は認めてもらうことに飢えています。

スポーツはよい子を育てるか

皆さんはどのような考えで子供にスポーツをやらせていますか。

昨日は茂原卓球協会主催の団体戦の大会に参加してきました。卓球協会会長は昨今の子供への悲しい事件をあげ「健康な肉体に健全な精神がやどる」言葉の例をあげ、スポーツの大切さを述べました。予選リーグはある高校生チームと対戦しました。私の対戦相手は試合終了後私のナックルサーブに対応できなかったため試合後「アドバイスをお願いします。」と言ってきました。次の対戦相手はリーダー格ののプレーヤーでしたが、負けてもアドバイスを請う様子もなく、口先だけで「ありがとうございました。ありがとうございました。ありがとうございました。」と相手や審判にあいさつをしていました。私たちがスポーツをする目的を次回考えてみたいと思います。どのような判断で、どのようなプレーができたかを楽しむのがスポーツなのです。勝ち負けはその結果ついてくるものなのです。コーチはここのところをしっかり教えなくてはならないのです。